『学ばない人』からは、学べない

この仕事をしていて思うこと。『ただ教えるだけ』が、なんと多いこと・・・。

この子の将来、10年後、20年後を見てプランニングする。これができないと、結局その場しのぎで終わってしまう。中学校卒業までのことだけを考えているならそれも正しいと思います。

塾屋もビジネスだから、利益を出すために志望校に行かせることだけにコミットする。確かに保護者の方からすれば、子供は志望校にも行ける。塾屋も利益が出る。お互いにWin×Winの関係なのかもしれない。

でもね・・・私はその気持ちで接していないんです。
子どもたちを家族だと思っています。だから、本当にその選択をして後悔が無いのか聞きます。10年先、20年先の将来に関わってくるから。

私からすれば、『ご子息・お嬢様がここに行きたいと言っているから、この高校に向かって勉強していくことを決めました。』そんなことを言ってしまう教育者がいたら、それは責任逃れなんだな。理由になっているようでなっていない。

保護者の方に憎まれても、『本当にいいんですか?』と言えないと。

これができるには、毎日脳のアンテナを張って生き、多種多様な人たちと関わり、最新の情報をキャッチし、自分の中で情報を整理する。自分の中で絶対的な自信がないといけない。子どもたちに、背中で見せないといけないから。大変なことのように聞こえるけど、毎日がトレーニング。大人だって一緒よ。

見せかけの教育者には気を付けてほしい。本当に多いから。

学ぶことを諦めたら、それは教育者ではない。

以前、一緒に働かせていただいた学校長の言葉。

学ばない人からは、学べない。

教育って深いよ。

学ぶ人